金融庁、金融商品取引法改正に伴う内閣府令案の意見募集を開始
金融庁は、令和5年の金融商品取引法改正などに伴う内閣府令案を公表し、パブリックコメントを実施している。課徴金納付命令に関する審判手続のデジタル化を含む制度整備が柱で、意見募集の終了後に公布と施行に向けた手続に進む予定だ。
ハイライト
- 金融庁は金融商品取引法等改正に対応し、課徴金納付命令の審判手続デジタル化を含む内閣府令案の意見募集を開始。
- 新府令案は行政手続の電子化推進を受け、金融・資本市場の事務効率化や関係者負担軽減を目指した規定整備が柱。
- パブリックコメント後の公布・施行で証券業界や監査実務にも波及し、最終制度詳細は今後確定する予定。
審判手続のデジタル化に向けた制度整備
金融庁の公表によると、今回の内閣府令案は、「金融商品取引法等の一部を改正する法律」(令和5年法律第79号)の一部と、「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための社債、株式等の振替に関する法律等の一部を改正する法律」(令和5年法律第80号)の一部の施行に対応するものだ。具体的には、金融商品取引法と公認会計士法に基づく課徴金納付命令に関する審判手続について、デジタル化に必要な事項を定めるほか、関連する規定の整備を行う。対象となるのは、各改正法の附則で定められた施行部分で、3年6月以内施行の枠組みに沿って制度を具体化する内容となっている。
金融・資本市場の事務効率化に影響
今回の府令案は、行政手続のデジタル対応を進める流れの中で、金融行政の執行手続を見直す位置付けとなる。審判手続の電子化が進めば、関係者の事務負担の軽減や手続の円滑化につながる可能性がある。金融庁は、パブリックコメント終了後に必要な手続を経て、府令の公布と施行を予定している。制度の詳細は今後の最終化作業で固まり、証券業界や監査関連の実務対応にも影響を与える見通しだ。
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