株式投資の継続には、利益額そのものよりも目的意識と楽しさが重要だと、著名個人投資家のテスタ氏は強調している。若年層の間で話題になる「NISA貧乏」についても、将来不安への備えや心理的な安定につながるなら選択肢になり得るとの見方を示している。
ハイライト
- テスタ氏は2024年に累計利益100億円超を達成後も、投資自体の楽しさがトレード継続の主な動機としている。
- テスタ氏は、貯金に偏った家計管理よりも、円資産の目減りリスクや投資による資産形成の重要性を強調した。
- 若年層のNISA積立による生活費圧迫について、本人が納得していれば問題ないとする一方、資産増加の過程も価値と指摘。
投資継続の動機と目標設定
日本経済新聞によると、日経マネーのインタビューでテスタ氏は、2024年に累計利益100億円超を達成した後も、ほぼ毎日トレードを続けている理由について、投資そのものを楽しいと思えなければ長続きしないと語っている。多くの人は生活のために投資を始めるのが自然だとしたうえで、自身は資産を増やし続けること自体が現在のモチベーションになっていると説明している。投資を始めた当初の目標は、株式運用だけで生活できるようになることだったという。実際にその目標を達成し、資産が5億円程度になった段階では継続するか迷ったものの、その後は過去最高成績の更新やメディア出演、新たな仕事の機会が次の動機になっているとしている。
また、投資の目的は老後資金の確保や欲しいものの購入など人それぞれで、共通の正解はないとの考えも示した。目標額から逆算して必要な行動を考えるべきだとし、配当収入だけで年1000万円が入れば十分と考える人もいるなど、到達点は個人差が大きいとしている。
NISA家計戦略と個人投資家への示唆
貯蓄に偏る家計管理についてテスタ氏は、貯金を選ぶこと自体よりも、円で持ち続けることで資産価値が目減りする可能性を理解しているかが重要だと指摘している。そのうえで、将来不安に備える手段として、預貯金以外に投資へ目を向ける選択肢があるとしている。若年層の間で、遊興費を削ってNISAで積み立てる「NISA貧乏」が話題になっていることについては、本人が納得しているなら問題ないとの立場を示した。将来困窮しても周囲は責任を取らないと述べる一方、資産が増える過程を楽しむことや、増えた資金が安心感につながることも一つの価値だとしている。
さらに、投資は他人と競うものではなく、自分の人生をどう設計するかの問題だと整理している。節約や貯金を楽しめる人はそれを選び、投資を楽しめる人は投資を選べばよいとし、最終的な目的は人生を楽しむことにあると語っている。
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