タクシー配車アプリ市場の拡大が続くなか、GOは東京証券取引所グロース市場への上場に向けた手続きを進める。想定売り出し価格は2350円で、2026年に承認されたIPOとして最大規模の時価総額になる見通しだ。
ハイライト
- GOは6月16日に東証グロース上場予定で、時価総額約1800億円、売り出し規模868億円となる見込み。
- 2026年5月期の連結純利益は前期比3倍の64億円、売上高は30%増の408億円、営業利益は2.5倍の70億円予想。
- GOは全国約8万5000台配車体制とアプリ利用率首位を背景に、Waymoと自動運転実証実験も展開する。
上場計画と売り出しの概要
日本経済新聞によると、GOは5月14日、東京証券取引所から上場承認を得たと発表した。上場予定日は6月16日で、正式な売り出し価格は6月8日に決定する。既存株主のDeNA、あいおいニッセイ同和損害保険、トヨタ自動車などが株式を売り出し、売り出し規模は868億円となる。
同社は2020年にタクシー配車アプリのサービスを始めた。想定ベースの時価総額は約1800億円で、2026年に承認された新規株式公開のなかで最大となる見込みだ。
業績見通しと配車市場での成長
同日、GOは2026年5月期の連結純利益が前期比3倍の64億円になる見通しだと発表した。売上高は30%増の408億円、営業利益は2.5倍の70億円を見込む。全国8万5000台のタクシーを配車できる体制を背景に配車数が増えており、利用者とタクシー会社から受け取る1台当たりの手数料も伸びている。MM総研の2024年調査では、東京都や大阪府など5都府県でGOの配車アプリ利用率が首位だった。
同社は将来の自動運転タクシーの普及も視野に入れ、Alphabet傘下のWaymoとの実証実験にも取り組んでいる。上場後は成長資金の確保と市場での認知拡大を通じ、配車サービスから次世代モビリティ分野への展開力が注目される。
当社の以前の記事では、日本のゲーム・アニメなどコンテンツ関連企業を対象にした新指数「日経エンタメ・コンテンツ株指数」の算出・公表開始について整理しました。時価総額上位20社の値動きをまとめて示すことで、個別銘柄だけでは捉えにくいセクター全体の市場評価を可視化し、資金流入や比較の進展につながる可能性がある点を取り上げています。
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