全東信の破産で政府が影響精査、中小加盟店の資金繰り対応を検討

全東信の破産で政府が影響精査、中小加盟店の資金繰り対応を検討
全東信破産で政府対応

クレジットカード決済代行を手がける全東信の破産手続き開始を受け、政府は飲食店など加盟店への影響の見極めを進めている。売上金の入金遅延や資金繰り悪化への懸念が広がっており、関係省庁が対応策の検討に入っている。

ハイライト

  • 全東信が6日に大阪地裁から破産手続き開始決定を受け、加盟飲食店・中小企業の資金繰りへの懸念が高まっている。
  • 木原稔官房長官は9日、政府が決済インフラ事業者破綻による影響範囲を関係省庁で精査・対応検討していると会見で明言した。
  • 経済産業省などが決済停止や入金遅延による事業者への支援策の具体化と加盟店相談対応の拡充を進める方針を示した。

政府の対応方針と破産手続きの経緯

日本経済新聞によると、木原稔官房長官は9日の記者会見で、全東信の破産手続き開始決定に伴う飲食店などへの影響について、関係省庁で精査していく必要があると述べた。経済産業省などが、資金繰りへの影響緩和を含めた対応を検討していくとしている。

全東信は大阪市に本社を置くクレジットカード決済代行会社で、6日に大阪地裁から破産手続き開始の決定を受けた。決済インフラを担う事業者の破綻が、加盟店の資金回収や日常運営に波及する可能性が焦点となっている。

飲食店と中小企業への資金繰り懸念

同社と契約していた飲食店では、カード売上の入金を見込めなくなるおそれがあり、特に中小企業を中心に資金繰りへの影響が懸念されている。日々の売上回収に決済代行会社を介している事業者にとっては、仕入れや人件費の支払いに直結する問題となる。

政府が影響の範囲を精査する背景には、決済停止や入金遅延が地域の店舗運営に広がるリスクがある。今後は、関係省庁による支援策の具体化と、影響を受ける加盟店への相談対応の広がりが注目点となる。

当社の以前の記事では、決済代行会社の全東信で破産手続き開始が決まる中、約20年にわたる粉飾決算の疑いが浮上した点を整理しました。帳簿上は純資産がプラスとされながら実態は巨額の債務超過だった可能性があり、加盟店や取引先の資金回収、決済代行業界の資金管理体制への不安が広がり得ることを伝えています。

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