経済産業省、7月末の電力需給見通しを公表, 全エリアで追加供給力考慮後8%以上確保へ

経済産業省、7月末の電力需給見通しを公表, 全エリアで追加供給力考慮後8%以上確保へ
7月電力需給見通し

夏場の電力需要が高まるなか、7月27日から31日までの電力需給見通しでは、地域によって予備率にばらつきが出ています。最小予備率ベースでは関西、北陸、中部、東京で週後半に低下が見込まれる一方、追加起動可能な電源などの余力を織り込めば全エリアで8%以上を確保できる見通しです。

ハイライト

  • 経済産業省は7月27日から31日の電力需給予備率が最小で関西、北陸、中部、東京の5.7%と発表。
  • 追加供給力を織り込むと全エリアで最低8%以上の予備率が確保され、関西など4エリアは31日に8.8%へ上昇。
  • 中国、九州、北海道エリアでは補正後予備率が最大42.7%となり、今夏も広域的に安定供給を維持できる見通し。

7月27日から31日の需給見通し

経済産業省によると、7月27日から31日の広域予備率は、最小予備率の時点で地域差がみられます。最も低い水準は7月31日の関西、北陸、中部、東京の5.7%で、7月30日も同4エリアが7.0%、7月29日は7.8%、7月27日は7.5%となっています。

一方で、九州は8.8%から20.0%、東北は9.5%から12.0%、北海道は9.5%から22.8%で推移する見通しです。沖縄は20.7%から35.8%、四国は20.5%から22.0%、中国は8.8%から20.0%となっており、相対的に高い予備率を維持します。

追加供給力を含む安定確保の見通し

追加起動可能な電源などの余力を考慮した場合、すべてのエリアで予備率は8%以上を確保できる見通しです。関西、北陸、中部、東京は7月31日に8.8%、7月30日に10.2%、7月29日に11.7%まで改善し、需給余力が上積みされます。

この補正後の水準では、九州は16.5%から29.3%、中国は16.5%から26.0%、東北は14.8%から21.5%、北海道は24.2%から42.7%となります。電力需給は週後半にかけて一部エリアで引き締まりが意識されるものの、追加供給力を織り込んだ広域運用では安定供給を維持できる構図です。

当社の以前の記事では、東京電力ホールディングスが福島第1原発の廃炉を巡り、関連業務の組織再編に向けた検討を進めている点を取り上げました。福島第1・第2原発の廃炉や賠償・除染が別組織で運営されている現状を見直し、人材採用の強化も含めて長期事業を支えるガバナンスと安全確保の強化が焦点となっています。

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