Ashutosh Sureka

三井物産、27年3月期の純利益見通しを上方修正、資源高とエネルギー好調が寄与

三井物産、27年3月期の純利益見通しを上方修正、資源高とエネルギー好調が寄与
三井物産 純益予想上方修正

資源価格の上昇と円安を追い風に、三井物産は2027年3月期の業績見通しを引き上げる。修正後の連結純利益予想は1兆500億円となり、市場予想平均も上回る水準となる。

ハイライト

  • 三井物産は2027年3月期の純利益見通しを1兆500億円へ1300億円上方修正し、QUICKコンセンサス予想の1兆171億円を上回った。
  • 2026年4〜9月期の純利益は前年同期比36%増の5748億円で過去最高となり、資源高と中東情勢を背景に化学品トレードも好調だった。
  • 金属資源やエネルギー分野の収益増に加え、北米自動車販売や化学品取引の堅調さが業績を下支えしている。

通期見通しの上方修正と事業別の寄与

Nikkeiによると、三井物産は11月4日、2027年3月期の連結純利益が前期比26%増の1兆500億円になる見通しだと発表し、従来予想から1300億円上方修正した。鉄鉱石などの資源価格上昇を受けて金属資源事業が堅調に推移し、前年同期比での円安も収益を押し上げる。

修正後の純利益見通しは、市場予想平均であるQUICKコンセンサスの1兆171億円を上回る。事業別では7事業のうち5事業で計画を引き上げ、銅や鉄鉱石に加えて、原油などエネルギー分野も好調に推移する。

北米の自動車販売の伸びも業績を支える要因となる。資源と非資源の複数事業が利益を下支えする構図が鮮明になっている。

中間期は過去最高益、資源・化学品が収益押し上げ

同日に発表した2026年4〜9月期の連結決算では、純利益が前年同期比36%増の5748億円となり、この期間として過去最高を更新した。資源関連の追い風に加え、中東情勢に起因した化学品トレードの好調も利益拡大に寄与する。

総合商社では、資源価格や為替動向に加え、地域別の販売動向や地政学要因が収益変動の重要な要素となる。今回の上方修正は、金属資源とエネルギーの収益力に加え、北米事業や化学品取引の強さも業績を支えていることを示している。

当社の以前の記事では、IMFの最新推計として、日本の名目GDPが円安と低成長の影響で国際比較の順位を落とし、2027年にインドとUKに抜かれて世界6位に後退する可能性を取り上げました。ドル換算の名目値では為替動向の影響が大きく、成長率だけでなく円安が経済規模の見え方を左右する点も整理しています。

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