BYDが日本市場向けに投入した軽EV「ラッコ」は、発売直後から初期需要の立ち上がりを見せている。東京都内では31日に新たな販売店も開業し、販売網と整備体制の拡充を通じて8月中に受注1000台を目指す。
ハイライト
- BYDの軽EV『ラッコ』は発売3日で約100件受注、うち7割超が最上位『300プレミアム』(249万7000円)に集中。
- 都内杉並区にBYD販売店が新規開業、10月には約300メートル先に専用整備工場を設置しアフターサービスを強化。
- BYDは従来50カ月の新車開発期間を3年以内に短縮し、日本市場で8月中に1000台受注を目指す戦略を示す。
発売直後の受注動向と商品戦略
日本経済新聞によると、BYD日本法人の東福寺厚樹社長は31日、東京都内で同日に開業した販売店で報道陣の取材に応じ、軽EV「ラッコ」の受注が発売から3日で約100件に達したと明らかにした。BYDは7月28日にラッコを発売している。価格は廉価グレードの「200」が214万5000円、標準グレードの「300プラス」が239万8000円、最上位グレードの「300プレミアム」が249万7000円で、国の補助金15万円が適用される。東福寺社長は受注の7割超が最上位グレードだったと説明し、8月中に1000台程度の受注を目指す考えを示した。
最上位モデルの航続距離は軽EVで最長の320キロメートルとしている。駐車時に使いやすいアラウンドビュー機能や、足をドア下にかざすだけで自動でスライドドアが開く機能など、利便性を意識した装備も訴求している。
東京都内の販路拡大と整備体制
31日には、自動車部品専門商社の明治産業が東京都杉並区にBYD販売店を開いた。10月には店舗から約300メートル先に専用の整備工場を開く予定で、販売後のサービス体制も強化する。明治産業は東京都港区でもBYD販売店を運営しているほか、全国のBYD販売店スタッフ向けにEV整備のトレーニングも提供している。竹内眞哉社長は、一般的に新車開発に50カ月かかるとされるなかで、BYDが3年以内にラッコを開発したことに日本市場への本気度が表れているとし、販売拡大に意欲を示している。
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