米ダウ、決算株主導で続伸スタート、半導体安が重荷

米ダウ、決算株主導で続伸スタート、半導体安が重荷
ダウ4日続伸・半導体安

13日のU.S.株式市場では、ダウ工業株30種平均が4日続伸で始まり、朝方は300ドル超高で推移している。金融大手の決算を受けた買いが指数を支える一方、半導体関連株の下落が相場全体の重荷となっている。

ハイライト

  • ダウ工業株30種平均は午前9時35分時点で前日比307ドル48セント高の5万2158ドル03セントと続伸してスタート。
  • ゴールドマン・サックスは決算で市場予想を上回り上昇、JPモルガン・チェースも通期純金利収入見通し引き上げで買われている。
  • AI・半導体関連株が中国との競争懸念などで日本・韓国・U.S.市場全体に売りが波及し、ナスダック続落で始まる。

朝方の相場を支える決算銘柄

Nikkeiによると、午前9時35分時点のダウ工業株30種平均は前日比307ドル48セント高の5万2158ドル03セントとなっている。取引開始後は決算発表銘柄に買いが入り、指数を押し上げているが、景気敏感株の一角が下げる場面もあり、ダウ平均は一時下落に転じている。

ゴールドマン・サックスは13日朝に発表した2026年7〜9月期決算で、純営業収益と1株利益が市場予想を上回り上昇している。JPモルガン・チェースも、同日公表した四半期決算が市場予想を下回ったものの、2026年12月期通期の純金利収入見通しを引き上げたことが支えとなり買われている。

ダウ平均の構成銘柄では、セールスフォース、IBM、ホーム・デポが上昇し、マイクロソフトとアップルも堅調に推移している。一方で、決算を発表したジョンソン・エンド・ジョンソンは売られ、キャタピラーも下落している。

半導体安と金利低下の綱引き

相場全体では、中東情勢を巡る不透明感が意識されるなかでも、13日朝のU.S.原油先物は下落し、U.S.長期金利も低下している。このため、これまで金利上昇局面で売られていた景気敏感株の一部には買いが入りやすくなっている。

その一方で、人工知能関連を含む半導体株には売りが続いている。ダウ平均の構成銘柄ではないものの、マイクロン・テクノロジーやサンディスクの下げが目立ち、中国同業との競争激化への懸念が前日に続いて売り材料となっている。

日本と韓国の株式市場でも13日にAI・半導体関連株が幅広く売られており、同じ流れがU.S.市場にも波及している。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落で始まり、AMDやマーベル・テクノロジーに加え、シーゲイト・テクノロジーやウエスタンデジタルも下落し、エヌビディア、スペースX、テスラも軟調に推移している。

当社の以前の記事では、AI・半導体関連銘柄への成長期待が日経平均の下支え要因になり得る点や、金利動向が株式のバリュエーションに影響することを整理しました。あわせて、データセンター周辺(冷却、MLCC、素材など)へ関心が広がっている状況と、TSMCや東京エレクトロンなど競争力のある企業を軸に長期目線で臨む考え方も紹介しています。

この資料には第三者の意見が含まれている場合がありますが、このウェブページ上のデータおよび情報は、当社の免責事項に従って投資アドバイスを構成するものではありません。厳格な編集上の誠実性を遵守していますが、この投稿にはパートナーの製品に関する言及が含まれている場合があります。