東京証券取引所で11月2日に新規上場するMabGenesisについて、初値が決まるまでの特別な気配運用の内容が明らかになった。板中心値は公開価格ベースの830円に設定され、初値形成前は値幅制限が適用されないなど、通常銘柄とは異なる取引条件となる。
ハイライト
- MabGenesis Inc.(653A)は11月2日の上場日に板中心値830円基準で特別売買方式が適用され、上限は1,909円、下限は623円となる。
- 注文可能価格範囲は208円から3,320円、初値決定まで日々の値幅制限はなく、初値決定後に通常の値幅制限へ移行する。
- 上場初日は成行注文が禁止され、売買不成立の場合は初値決定日まで禁止措置が継続し、投資家は指値注文が必須となる。
初値形成までの気配運用と価格レンジ
Japan Exchange Group(JPX)によると、MabGenesis Inc.(653A)は11月2日の上場日に、初値が決定するまで新規上場銘柄向けの特別売買方式が適用される。板中心値は830円で、取引開始時にはこの価格を基準に最初の特別気配が表示される。取引開始時点で板中心値から特別気配更新値幅の範囲内に対当気配があれば、売買は直ちに成立する。上限は1,909円で、板中心値の230%にあたり、買い特別気配は10分ごとに42円ずつ、初値が決まるか上限に達するまで切り上がる。
一方、下限は623円で、板中心値の75%に設定される。売り特別気配は通常銘柄と同じ価格および時間の更新間隔で更新され、初値の下限はこの価格から通常の更新値幅を差し引いた水準となる。
注文可能価格の範囲は208円から3,320円までで、板中心値の25%から400%に相当する。初値決定後は、その初値を基準値として通常の日々の値幅制限が適用される。
上場初日の取引管理と市場への影響
初値が決まるまで日々の値幅制限は適用されず、需給に応じた価格形成を優先する仕組みとなる。ただし、初値決定後は通常の値幅制限に切り替わるため、投資家は初値形成前後で取引条件が変わる点に注意が必要だ。また、新規上場銘柄では上場日に成行の買い注文と売り注文が禁止される。上場初日に売買が成立しない場合は、初値が決まる日まで成行注文の禁止措置が継続されるため、参加者は指値を前提に注文を組み立てる必要がある。
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