日本とサウジ、海上輸送の安全確保で連携強化へ

日本とサウジ、海上輸送の安全確保で連携強化へ
海上輸送安全を強化

中東情勢の不安定さが続くなか、日本とサウジアラビアは原油輸送の要衝を巡る協力を深めている。両国外相はリヤドで戦略対話を開き、ホルムズ海峡とバベルマンデブ海峡で自由で安全な航行を確保する重要性を確認した。

ハイライト

  • 茂木敏充外相とサウジアラビアのファイサル外相が、ホルムズ海峡およびバベルマンデブ海峡で安全な航行確保の連携強化を確認。
  • 両外相はエネルギーの安定供給と戦略的パートナーシップ強化に合意し、日本は湾岸諸国の経済とエネルギー支援方針を表明。
  • ホルムズ海峡で追加費用が発生しない自由な航行の重要性を再確認し、フーシ派による攻撃や湾岸の不安定情勢にも言及。

戦略対話で航行安全と供給安定を確認

日本経済新聞によると、共同通信によれば、茂木敏充外相は19日、日本時間同日にサウジアラビアの首都リヤドでファイサル外相と戦略対話を開いた。会談では、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡と、原油の代替輸送路となるバベルマンデブ海峡を巡り、自由で安全な航行確保に向けた連携を確認した。

サウジアラビアは日本の主要な原油輸入先で、両氏はエネルギーの安定供給に向けて関係を強化する方針も申し合わせた。茂木氏は会談で、両国の戦略的パートナーシップをさらに強化し、国際社会の平和と安定のために協力していきたいと述べた。

湾岸情勢の緊張が経済とエネルギーに波及

サウジアラビアはペルシャ湾と紅海にまたがる中東の大国で、イラン情勢にも影響力を持つ。6月のU.S.とイランによる戦闘終結に関する覚書署名後も不安定な情勢が続いており、両外相は最終合意の早期実現や、ホルムズ海峡で追加費用が生じない形で航行を確保する重要性で一致した。

茂木氏は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジ船舶やイエメン暫定政府への攻撃を強く非難した。さらに、イランの報復攻撃で被害を受けた湾岸諸国の経済とエネルギーの強靱化に向け、日本として積極的に支援する考えを伝え、ファイサル氏はこれを歓迎した。

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