くら寿司、主力商品の値下げと一部値上げで集客強化

くら寿司、主力商品の値下げと一部値上げで集客強化
くら寿司が価格改定

外食各社が原材料費や物流費の上昇への対応を迫られるなか、くら寿司は最低価格帯を1皿110円に引き下げる価格改定を打ち出した。9月4日から全国の過半の店舗で寿司商品の約4割を110円で提供する一方、33品目は120円に引き上げ、集客と採算の両立を図る。

ハイライト

  • くら寿司は9月から全国551店舗のうち313店舗で1皿の最低価格を115円から110円に値下げ、37品目を110円で提供する。
  • 「熟成びんちょうまぐろ」など20品目を値下げしつつ、「サーモン」など33品目は115円から120円へ5円値上げする。
  • 原材料費・物流費高騰に対応しつつ、ファミリー層人気メニューの値下げで来客数・トップライン増加を狙う価格改定となる。

9月開始の価格改定の内容

日本経済新聞によると、くら寿司は20日、1皿の最低価格を115円から110円に引き下げると発表した。対象は全国551店舗のうち313店舗で、37品目を110円で提供する。

値下げする商品には「熟成びんちょうまぐろ」や「たまご焼き」など20品目が含まれる。あわせて、2種類のネタを1貫ずつ載せた商品もメニューに加える。

一方で、「サーモン」や「ゆず塩かつおたたき」など33品目は115円から120円へ5円値上げする。ファミリー層に人気のある「ねぎまぐろ」などを値下げし、来店客数の拡大につなげる考えだ。

コスト上昇への対応と収益への狙い

今回の見直しでは、原材料費や物流費の高騰を受け、現行価格を一律に維持したままコスト増を吸収するのは難しいと判断した。値下げと値上げを組み合わせることで、価格訴求力を保ちながら収益性の悪化を抑える。

くら寿司の岡本浩之取締役は、主なターゲット層であるファミリー層に人気の商品を値下げすることで来客数を増やし、トップラインを引き上げる狙いだと説明している。回転ずし業界では価格改定の動きが続いており、各社はコスト対応と集客維持の両面で戦略の見直しを進めている。

当サイトの以前の記事では、明治が包装資材や物流費などの調達コスト上昇を受け、「きのこの山」「たけのこの里」など飲料・菓子計14品の出荷価格を10月と11月に段階的に引き上げると伝えました。抹茶やパーム油、燃料費など複数のコスト要因が重なり、現行価格の維持が難しいとして価格転嫁に踏み切った点がポイントです。

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