JR東日本、Suicaのコード決済開始で高額決済と定期券購入に対応

JR東日本、Suicaのコード決済開始で高額決済と定期券購入に対応
Suicaがコード決済対応

JR東日本は20日、交通系IC「Suica」にコード決済機能「teppay」を追加し、モバイルSuica経由で利用できるようにした。決済上限は30万円で、約170万店で使えるほか、スマートフォン上で定期券の購入にも対応し、鉄道利用と決済の連携を広げる。

ハイライト

  • JR東日本は20日、モバイルSuicaでコード決済サービスteppayを提供開始し、アプリ更新だけで利用可能となった。
  • teppayはチャージ上限30万円で従来のSuica上限2万円を大幅に超え、170万店以上の利用先と定期券購入にも対応する。
  • 利用額に応じてポイント付与やJREポイント交換が可能となり、モバイルPASMOも2027年春にteppay導入予定。

モバイルSuica更新で提供開始

日本経済新聞によると、teppayは20日午前からモバイルSuicaのアプリ更新で利用可能になり、新たなアプリの追加ダウンロードは不要だ。既存の電子マネー機能は引き続き残り、利用者は従来のSuica機能とあわせて使える。

teppayは、アプリ内で登録した銀行口座やセブン銀行ATMなどから事前にチャージして使う仕組みだ。チャージ上限は30万円で、従来のSuica電子マネーの上限2万円を大きく上回る。JR東グループのクレジットカード「ビューカード」をひも付けた場合は事前チャージが不要となり、利用上限はカードの利用枠と同じになる。

利用先は約170万店に広がる。teppay残高からSuica電子マネー残高へのチャージも可能で、買い物だけでなく日常の移動にもつなげやすい設計としている。

鉄道関連サービスとの連携拡大

新サービスでは、スマートフォンの定期券購入にもteppayを使える。利用に応じてポイントを付与し、1ポイントを1円として充当できるほか、JR東日本のJREポイントに交換すれば、新幹線や在来線グリーン車を有利な条件で利用できる。

JR東日本は20日に東京都内で記者会見を開き、牧野達朗執行役員は、Suicaには2万円の上限があったが、teppayによって買い物の場面が大きく広がると説明した。交通系ICのコード決済対応は今後も広がる見通しで、モバイルPASMOでも2027年春にteppayの導入を予定している。

当サイトの以前の記事では、首都圏の鉄道7社が2027年春から全駅でQRコードを使う普通乗車券を順次導入し、磁気型の普通乗車券を廃止する方針を整理しました。改札機の維持管理コストを背景に、券売・改札方式のデジタル化が業界横断で進む一方、区間や種別によっては磁気券を残すなど段階的な運用になる点も取り上げています。

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